特養と老健の違い!介護転職にはどちらが働きやすいのか?

介護職について

はじめて介護業界に転職する際、いろんな施設があり戸惑うことが多いですね。

その中で「“特養”と“老健”の違いって?」「仕事内容は違うの?」「どちらが大変なの?」など、疑問がわいてきます。

今回は通称“特養”と呼ばれている「特別養護老人ホーム」、通称“老健”と呼ばれている「介護老人保健施設」、これらの違いをはじめ、介護士の立場からみた役割の違いと、どちらが働きやすいのか?について紹介します!

特養と老健の違い

特養と老健はどちらも高齢者を対象としているため混同されがちですが、大きな違いがあります。

特養はいったん入所すれば、死をむかえるまで過ごすことが可能。その一方、老健はリハビリなどを目的としており、通常3ヵ月以内で退所となります。

特養の運営内容

入所者に対して、食事や入浴をはじめ、日常生活をサポートするのが主な仕事。住所を施設に移している人も多く、看取りまで行っている施設が多いです。

また、有料老人ホームやショートステイなどと比べると費用が安くなるため、入所を希望する人が多く、入所待ち30~100人という施設もあります。

特養の入所条件

以前は軽度の要介護度1でも入所できましたが、2015年に特養の入居基準が変更になり、65歳以上の要介護度3以上でないと入所できなくなりました。

つまり、入所者のほとんどは寝たきりや重度の認知症の方なので、必然的に介護にかかる負担は大きくなります。

老健の運営内容

老健は基本的に日常生活に戻ることを目標とした施設ですので、身体機能の改善のためリハビリなどを行い、一定の期間が過ぎれば、自宅へ戻ることになります。

その際、介護が必要であれば、その後にデイサービスを利用されるケースが多いですし、まだリハビリを継続したいのであれば、リハビリを目的としているデイケアを利用されます。

デイサービスとデイケアの両方を利用される人も多いですし、在宅介護やショートステイを利用されるケースもあります。

老健の入所条件

要介護度1から入所可能で、けがや病気の退院後に身体機能の回復のために入所されるケースもあります。

ただし、病気の症状が進行する可能性の少ない人、もしくは入院の必要がない人に限られます。

介護士の立場からみた働き方の違い!

介護士の肉体的な負担が大きいのが特養。精神的な負担が大きいのが老健です。

特養と老健は似ているようでその目的が違うため、そこで必要とされる介護士の役割も少し違ってきます。

特養では、おだやかに余生を送ることを目的としているため、そのサポート全般を介護士が担います。看護師もいますがメインは介護士です。

老健は、医療ケアなどのリハビリを主な目的としているので、看護師や理学療法士、作業療法士などがメインの役割を担っているため、介護士は軽視される傾向にあります。

入所者も特養は要介護度3以上、老健は要介護度1以上ですから、特養と比べて老健は元気な人との対応となるため、接遇スキルが求められます。

とくに社会的地位が高かった人への対応は難しいですから、入所者とうまく関係が築けないケースも見受けられます。

特養と老健、どちらが働きやすいのか?

介護の仕事に対して「なにに喜びを感じるか?」で違ってきます。

日常的に介助が必要な人の助けとなり、おだやかに余生を送ってもらうための寄り添う介護がしたいのか、

それとも、リハビリの努力を共に分かち合い、元気になって自宅に帰れることを一緒に喜ぶことにやりがいを感じるのか、

これは人それぞれなので、満足感を得られる方を選ぶのが正解でしょう。

しかし中には「自分の生活のために介護職を選んでいるだけ!」という人もいるのでそういった人は、

「肉体的にきついのはイヤ!」⇒ 老健(介護老人保健施設)

「精神的につらいのはイヤ!」⇒ 特養(特別養護老人ホーム)

このような選び方をしてもいいのではないでしょうか。

どちらが介護のスキルアップ(年収アップ)に繋がるか?

いったん介護の仕事に携わると決めたなら、年収アップのためにもスキルアップを目指す人も多いことでしょう。

はじめて介護業界に転職、就職するならなおさら。

老健なら医療ケアやリハビリについて学べますが、知識が増えるだけであって年収アップには繋がりにくい。

もちろん、知識が増えるのは介護にもプラスですが、介護の知識やスキルを上げ、年収アップに繋げたいなら、介護職員が多い特養のほうが多くのことを学べます。

どの業界でも、年収アップには資格の取得が必須。国家資格である介護福祉士が多数在籍している特養であれば、取得のために必要な多くのことも学べるので、はじめて介護業界に転職し、年収アップも目指すなら、特養を選びましょう。

また、「介護の資格には何がある?」「介護事業所の種類!」も参考にして下さい!

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